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石井麻木写真展「3.11からの手紙/音の声」@旧杉並区立第四小学校 20210320

先日写真家の石井麻木さんの写真展「3.11からの手紙/音の声」を見に行って来ました。場所は高円寺駅からほど近い2020年3月で閉校になってしまった旧杉並区立第四小学校。石井麻木さんは自分の好きなアーティストやバンドのライブ写真やアーティスト写真、CDジャケットなどの写真を撮っている方でライブ会場でもたまにお見掛けしたりしていて、前々から写真展に行ってみたいなと思っていました。この「3.11からの手紙/音の声」の写真展も何回も行われていて、今までも行ってみたいと思っていたのですが、場所が遠かったり会場が車椅子ではちょっと難しいかな(段差や階段等)などの理由で断念していたのですが、今回の会場は車椅子でも問題なく入れるという事だったので行って来ました。

高円寺駅周辺はあまり大きな商業施設などがない為、なかなか大きな駐車場、車椅子1人でも問題なく乗り降りできる駐車場がネットで探したのですがなかなか見当たらず、少し遠いですが中野駅周辺の駐車場を利用する事に。車は中野駅近くにある「 コインパーク早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」に停めました。地下駐車場で駐車場入口に車椅子マークもあったので大丈夫かなと思って入ってみたのですが、なんと羽揚げ板方式の駐車場!羽揚げ板があると運転席側から車椅子を降ろして車椅子を広げた際にこの羽揚げ板にぶつかってしまい車椅子を降ろせない場合がほとんどなので「ちょっと難しいかな。。」とは思いながらもとりあえず入庫。車の後輪を羽揚げ板を乗り越えた場所で停車し車椅子を降ろしてみて、なんとかギリギリですが車椅子を降ろすことが出来たのでここに車を停める事に。車から降りて精算の説明を読んでみると「精算機で清算後3分以内に出庫しないと羽揚げ板が再度上がってしまいます。その際は再度清算してください」との説明。車椅子1人だと精算機で清算してそっこうダッシュで車椅子から車に乗り、車椅子を引き入れて車を羽揚げ板より前に出す!という流れ。ちょっともたもたすると再度羽揚げ板が上がってしまう。ちょっとひやひやしましたが、帰りは一応問題なく3分以内に出庫出来ました。

この駐車場から高円寺駅までは約1.4キロ程度。車椅子自走で駅に向かい、まずは一緒に行く友人と待ち合わせ。待ち合わせ時間までは少し高円寺駅周辺をぶらぶらしたので次回のブログで書きたいと思います。

友達と合流し会場の旧杉並区立第四小学校に。高円寺駅からは車椅子自走でも10分と掛からない距離にありました。

こちらが入口。なんか小学校に入るっていうのも凄く久しぶりでちょっと緊張しました(笑)手前は階段になっているのですが、右奥端はスロープになtっているので車椅子でも問題なく入れました。

少し見えにくいですが右端がスロープになっています。

こちらが会場入口。コロナ禍でもありますので検温と手指の消毒。一般の方は靴からスリッパに履き替え。車椅子はそのままでいいですよと言われたのですが、きっと校舎に上がるんだろうなと思っていたので事前に準備して雑巾を持ってきていたので一応タイヤを拭いてから入りました。

スタッフの方はとても親切で、校舎に入る際に上の写真でもちょっと奥に見えると思うのですが段差が1段あります。実際自分はこの段差は自力で上がれるくらいの段差なので上がりましたが、難しい方にはスロープを用意してくれていました。自分の場合は事前に車椅子で来場しても問題なく見る事が出来ますかと友人が確認してくれていたので問題ありませんでしたが、介助などが必要なければ事前の連絡がなくても直接会場に行けば見る事が出来るという事です。介助が必要な場合は事前に連絡を入れて頂ければ助かりますとの事でした。

会場は校舎の2階で行われるとの事だったので、自分の場合は2階に上がれるかの確認を事前にしていました。エレベーターが付いているとの事でエレベーターを使用させて頂いて会場の2階に上がりました。一般の方は階段で2階に上がるようなルートになっています。

展示会場内にはいくつもパネル大の写真。現地の方々の写真や、被災地の写真。復興支援などで行われたライブの写真、アーティスト、バンドの写真。写真には石井さんの言葉が書いてあり、それを読んで胸が一杯になりました。。。震災から10年、10年は大きな区切りですが、まだまだ10年じゃ何にも変わっていない場所が沢山。胸を締め付けられる気持ちにもありましたが、その中でも現地の方々の笑顔の写真などを見ると勇気づけられる気持ちにもなりました。自分が行ったライブなどの写真も展示されていて凄く思い出もよみがえり温かい気持ちにもなりました。昨年はコロナの影響で中止になってしまった「風とロック芋煮会」、今年は開催して欲しいな~、また行きたいな~と。

自分も震災の1年後に親友と2人で被災地を訪れた時の事は今でも鮮明に覚えています。2人で少しでも何かしよう!じゃあとにかく行って今の被災地の事を目に焼き付けて、そして自分たちの力なんて微々たるもんだけどと思いながらも被災地の地元の物を沢山買って、お金を落として、ちょっとでも役立てればいいなと思って。また宮城や福島、その他被災した場所に行って、今の現状を見て来たいなと思いました。

大きな事はなかなかできないけれど、自分に出来る範囲で、出来る事をこれからも続けていこうと思います。

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