先日、福島県白河市を開催された「風とロック芋煮会2019 イモニー村祭り」に参加して来ました。
前々から行ってみたいと思っていたイベントだったのですが、自宅からはかなり遠方になるのでなかなか二の足を踏んでいたのですが、
今年は開催日のかなり前からきちんと予定を組んで、万全の状態、準備をして申し込みをしました。会場など車椅子でも問題ないのか等色々と事前の準備は必要なので。
この「風とロック芋煮会」と言うイベントは、2009年に郡山市で「風とロックFES福島」から始まり、翌年に裏磐梯「箭ROCK沼」でスタートしたチャリティーイベントです。
会場は大きな「鍋」、出演者は「味噌」、お客さんは「具」となり「福島県の1年の中で、いちばん楽しい日をつくりたい」のスローガンの元に開催されています。
チケットを早々に確保し、車で行く場合は駐車場券が必要な為こちらもゲット。駐車場は特設第1駐車場A~特設第1駐車場Cまであり、特設第1駐車場Aは会場の目の前、
特設第1駐車場Bは会場まで徒歩約5分、特設第1駐車場Cは会場まで徒歩約7分程度の距離にあります。その他に特設第2駐車場があり、距離がかなり離れている為無料のシャトルバスが運行しています。
身障者用駐車スペースは特設第1駐車場Aに用意されており、駐車場券が問題なく特設第1駐車場Aが取れればそのまま行くだけでOKで、もし特設第1駐車場Aの駐車場券が取れず、
特設第1駐車場B、特設第1駐車場Cしか取れなかった場合は、風とロック芋煮会ホームページにある身障者用駐車場の問い合わせ先に連絡すると対応して頂けるそうです。ですが、これは今年の
ホームページに記載されていた内容ですので、来年以降に行かれる方は変更等もあるかと思いますので必ずホームページを確認した方が良いと思います。
風とロック芋煮会は、全てのライブ後に出演者が選手として出場する「芋野球」の試合が開催されます。その芋野球を観覧するのもチケットが必要なので観覧したい場合はチケットを
購入しておく必要があります。僕も折角来たので最後の芋野球まで見ていきたいと思いチケットを購入しました。
当日は事前にどの程度時間が掛かるかを調べ、会場周辺までは約3時間半程度との事だったので、かなり余裕を持って出発する事に。途中のサービスエリアなどで多少寝ても良いかなくらいの
気持ちで出発しました。途中2回サービスエリアにて休憩。目的の白河IC手前の那須高原サービスエリアで多少仮眠をしたりして時間も調整。白河ICを降りてからはナビ通りに進み10分~15分程度で
会場の「しらさかの森スポーツ公園」に到着。既に駐車場は開場していたので(6時30分頃到着しました)駐車場のスタッフの方に「車椅子を使用しているので身障者駐車スペースを利用したい」と伝えて、
一応障害者手帳も提示し、指定の身障者用駐車スペースに誘導してもらいました。こちらは駐車場と言っても広場的な場所を駐車場として使用しているので、地面は土や砂利となっていました。
身障者用駐車スペースは一番出入口に近い場所に確保されているので、車椅子での出入りは特に問題はありませんでした。誘導してもらった身障者用駐車スペースの目の前が会場入り口になっていて、
到着時点の既に長い列が出来ていました。これはきっとグッズの物販に並んでいる人や、「風と縁日」というイベントがあり、このイベントは出演者が当日縁日テントに来てヨーヨー釣り担当になっていたり、
購入したうどんに七味を掛けてくれたり、購入したラーメンを手渡してくれたり等々、色々なイベントが行われ、そのイベントに参加するには参加券が必要な為、それをゲットする為に並んでいるんだと。
イベントは大体先着50名程度なので確実にゲットするには早く行って並んでおかないと先着漏れしてしまいますからね。こうゆうイベントも普段のフェスなどと違った、出演者とお客さんの距離が近い
芋煮会ならではの企画だと思いました。この日は友達と一緒に行ったのですが、自分達は特にグッズも参加券も並ぶ予定がなかったので車の中で仮眠を取りつつ開場時間まで待機していました。
開場時間になり並んでいる人の列が徐々に会場内に入っていっているのを見て、そろそろ最後尾に並んで入場しようと行動開始。それでも駐車場から目の前が会場なので凄く楽でした。
道路を渡る際にもボランティアの方が誘導してくれたり、地元密着と言うか地元の方にも愛されている、地元の方も楽しんでいる雰囲気がとても良かったです。
入場後にまずアーティストグッズ販売や、「ステージ白河だるま(小さいステージ)」ステージ、ろっくんろーる横丁(地元の物販テントや飲食テントが並んでます)の場所に行くには手前に階段があり、
車椅子だと迂回路を周る事になります。この階段の件は事前に身障者駐車スペースの件で問い合わせた際に聞いていて「階段があるので車椅子の方は迂回路を使ってもらわなければいけないのですが
大丈夫ですか?」と聞いていたので入口スタッフの方に声を掛けて迂回路を案内してもらいました。本来なら口頭で説明をしてもらい、自分達だけで行くつもりだったのですが、案内してくれた
スタッフの方が「自分もそこに行くので一緒に行きますね」と言ってくれて「ステージ白河だるま」の場所まで案内してくれました。こうゆう事って細かな事なのですが車椅子の自分としては
とても有難くマニュアル通りの説明でなく、ちゃんと1人1人に対応してくれているな~と感じました。正直迂回路は結構な大回りをしてそこそこの坂を上る感じなのですが、それが苦にならないくらい
嬉しかったです。そして無事「ステージ白河だるま」のある場所に到着し、グッズやステージ、横丁のテントなどを物色してその上にある「ステージ小峰城(デカイステージ)」に移動しようとした時、
先程書きました「風と縁日」の列を見つけて、思ったよりも自分達も早く会場に入場した為、もしかしたら並べば何かのイベントの50人枠に入れるかも?!という感じだったので友達と一緒に
「あばれる君とダルライザーの白河ラーメン」の列に並ぶ事に。ちなみにあばれる君はここ福島県白河市の出身で、ダルライザーはご当地ヒーローです!制限時間となりスタッフの方が並んでいる人数を
数えて、無事50人枠に入り参加券をゲット!これは全く予定していなかったのでかなり嬉しい誤算です!こうゆう感じもなんだかお祭りに参加しているといった感じで楽しいです。
参加券もゲットしてまだ始まってもないのにかなりの充実感を味わいながら「ステージ小峰城」に向かう事に。こちらに行くにも階段があるので車椅子では迂回路を利用します。既にスタッフの方からは
説明を受けているので友達と自分と2人で迂回路を通って「ステージ小峰城」がある場所まで移動してきました。ライブはこの「ステージ小峰城」と「ステージ白河だるま」で行われ、タイムテーブルが
出ているので見たいアーティストが出る時間に自由に移動し見る事が出来ます。「ステージ小峰城」は野球場の中にステージが建てられていて、前方はスタンディングエリア、後方はシートエリアなどに
分かれています。車椅子利用者やベビーカーなどは芝の問題で球場内には入れませんのでスタンドに観覧エリアが設けられていました。「ステージ小峰城」のある場所にも球場の周りには
ろっくんろーる横丁があり沢山の飲食テントや縁日テント、地元特産品テントなどが並んでいたり、ろっくんろーる横丁ステージという小さなブースでアーティストがすぐ目の前でライブを披露してくれる
場所などもあります。昼間の時間帯ではこのろっくんろーる横丁ステージでラジオ番組の生放送が行われていたりしました。色々と物色した後にいよいよライブが始まるので観覧エリアに。
まずは主催者の1人であるクリエイター、CMディレクターなど活躍されている箭内道彦さんら出演者がステージに登場。会場全員で「イモニー音頭」を踊った後に開祭宣言。グダグダの感じもまたゆるくていい。
その後は箭内さんがCM監督をしている「シーチキン食堂」の新作CMをこの場で撮影するという事でシーチキン食堂に出演している面々が衣装に着替えてステージの上に。球場内にいるお客さんには
「シーチキン食堂タオル」が配られ一緒にCMに映りCMをこの場で完成させるといった試みに。もちろんシーチキンのはごろもフーズは協賛社の1つになっています。そしてCMにも出演している宮崎あおいも
登場し突然のゲストに会場はかなり盛り上がりました。そして何度かのテイクを繰り返し無事に新作CM撮影が終了。いつ頃CMがオンエアされるのかはまだ不明らしいのですが、かなり楽しみです、
自分は出ていないけど(笑)しかも球場内で配布した「シーチキン食堂タオル」はそのまま持って帰っていいとの事でかなり羨ましかった~、レア物のタオルですもんね!
その後「ステージ小峰城」でそのまま「猪苗代湖ズ」を。やはりこのバンドが出ない事には始まりませんよね。メンバー全員が福島出身とあって地元感満載。なんと言っても紅白にも出場しましたからね!
ですがMCはまたイイ感じにゆるくてグタグタ(笑)笑いの要素があるのもこの芋煮会のいい所なのかもしれません。本当は終わりまで聞きたかったのですが、次は「ステージ白河だるま」で「OAU」を
見たいと思っていたので迂回路で向かうと結構時間が掛かるので早めの移動。無事「OAU」に間に合いました。戻って来る分には迂回路は下り坂なので結構早く来れるのですが、これをまた向かうとなると
上り坂なのでそこそこ移動時間を見ておかないとと、色々と動いてコツを掴んで来ました。「ステージ白河だるま」にも車椅子等の観覧エリアがあるのですが、到着した時には既に大勢の人が集まっていて
ステージテントからもはみ出しているくらいの大盛況ぶり。さすがTOSHI-LOW要するOAUだなと。なので後ろの方で観覧。新しいアルバムを発売したばかりでその楽曲をライブで聞けて良かったです。
この後には色々と見たいアーティストが続々登場するのですが、13時からあばれる君とダルライザーから白河ラーメンを受け取る為に急いで「ステージ小峰城」のあるエリアに移動。開始10分前には
並んでいないといけないので時間通りに到着しとかなければ!無事時間通り10分前に列に並ぶ事に。「ステージ小峰城」からは「打首獄門同好会」のライブがガシガシ聞こえて来て、結構並んでいる間でも
楽しめました(笑)そして並んでいるすぐ隣のブースではラジオの生放送が行われており、アナウンサーの平井理央(公式MC)と「THE BACK HORN」の松田晋二が芋煮会の事を話していたり、
色々な所で色々なイベントやコーナーなどがあるので全部見切れないのは非常に残念ですが仕方ないです。いよいよ自分達の番が来てダルライザーとも「暑いですが大丈夫ですか!」などと話をしたり、
あばれる君から直接ラーメンを受け取り「思ったよりもあばれる君ってデカイな!」と思ったりして、急遽並んでゲットした参加券で十分楽しい思い出が作れました!
暑いなか熱いラーメンを友達とすすり、まだステージでは打首が爆音を鳴らしている最中。13時から始まった「はごろもフーズ」のブースに。こちらでは1回100円ではごろもフーズ抽選会に参加でき、
運が良ければはごろもフーズグッズなどが当たる抽選会に並ぶ事に。普段ならライブを見る事を優先するのですが、こうゆう楽しみ方も凄く楽しめました。しかも、ここでしか手に入らない
「シーチキン兄弟」のラババンをどうしてもゲットしたく友達と一緒に並びました。結構な人気で約30分程度並んで自分達の番に。100円の参加料を支払いまずはガラガラを回し、その出た色で次に
ガチャポンかスマートボールゲームに。僕はスマートボールになりラババン狙いを込めていざ発射!もう少しでシーチキンカーのフィギュア(1番いいやつかも)に入ってしまいそうになり、直前で
ラババンの枠にボールが入り、見事にラババンをゲット!はごろもフーズのスタッフの方は「もう少しでシーチキンカーでしたね!」と言ってくれていたのですが、自分的にはラババンの方が。。。。(笑)
「そうですよね~!」と返答しつつ、心の中ではガッツポーズ炸裂です(笑)ガチャポンに回った友達も無事ラババンをゲットでき、二人で大満足のはごろもフーズ抽選会でした。
その後はそのまま「ステージ小峰城」に残り「BiSH」「サンボマスター」「MONOEYES」「四星球」というなんとも強い、強烈なタイムテーブル!「BiSH」は先日のロッキンの際には人が凄すぎて
少ししか見れなかったのですが、今回はがっちり見る事が出来ました。しかも今回は生バンドだった事もあり、迫力が凄かったです。「楽器を持たないパンクバンド」と言われているだけあって
かなり熱いライブが見れてちょっとハマるかもという予感さえしてくるライブでした。ベタだけどやっぱり「プロミスザスター」いいよな~。その後はもう感動必須、何はともあれ「サンボマスター」の登場!
サンボはここ福島県で見れるというだけでも感動的なのですが、やっぱ山口君のMCは泣ける。。。。楽曲ももちろんなんですが、普段のライブなどで聞いたって感動するのに、この福島でそんなMCをされたら
泣きますって。。。。。ほんと最高でした。続いては「MONOEYES」の登場。MONOEYESは久しぶりに見るな~と、ほんとチケットが取れない人気バンドですからね。MONOEYESのメンバーはかなりの回数この
芋煮会に参加しているし、みんな凄く楽しそうな雰囲気で演奏していたのがこちらもとても楽しくなりました。やはり演者側が楽しい感じだと見ている方も楽しい気持ちになりますもんね!
そしてこの日の大トリ「四星球」の登場!いきなり神輿を担いで登場してくるは、その神輿の上には元BOOWYの高橋まことさん(福島県出身)が乗っているは最初から飛ばしまくりで笑わせてくれます。
沢山の大道具を使って笑わせてくれるのですが、そこは四星球、伝える事はしっかりと伝えてくれて、それを客席もきちんと受け取って、そしてまた笑いに転化してくれるというさすが「日本一泣けるコミックバンド」
という名の通りですね!途中スタンド席に「ゴルゴ31」のスナイパーが現れ、銃で撃たれるのですが、そこにはなんと協賛のはごろもフーズのシーチキン缶を持っていて弾がシーチキン缶に当たり助かるといった
協賛ブースまで巻き込む笑いを取っていってくれました。ほんと楽曲の練習もしながらネタもしっかり考えるってどんだけ真面目なのか(笑)しかも次の日も違うフェスに呼ばれているくらいの
超多忙な人気バンドなのに。凄いとしか言いようがない!そして最後はオールラインナップによる芋煮会ソング「Two Shot」「風とロック盆踊り」を歌って終了。この時点で既に芋野球に出場する面々は
野球のユニホーム姿でステージの上に表れていました。楽しい時間はあっという間で、もうメインのライブは終わりなのか~といった感じでした。
その後は隣の野球場に移動をして「芋野球」の開催。ミュージシャン選抜vs福島選抜に分かれて試合が行われます。こちらはチケットが別になっているので芋野球チケットを購入した人のみが観戦出来ます。
最後のライブ終了後には既に野球場入口には沢山の人の列が並んでいて、入場した順に席を確保出来るのでバックネット裏などの良い席はすぐに満席となってしまうので並んでいたようです。
バックネット裏やベンチ裏のスタンド席が満席になると、外野席(芝生席)に移動となり、ちょっと遠くになってしまいますが、それもまた野球観戦という事なので楽しめるような感じでした。
身障者用観覧スペースは、バックネット裏や外野席などに行くには階段などがあり自力で行くのが難しいとの事で、なんと3塁側ベンチ後方に小さなテントが張ってあり(ネットで囲まれています)
そこのテント内で観戦という形でした。観覧席というか野球場の中に入っているといった感じで、凄い近くで見れるのは嬉しかったのですが、なんとも良い場所過ぎて申し訳ない気持ちでした(笑)
まず開会式が行われ、始球式にはこの芋野球のウグイス嬢でもある日高のり子が登場!そして実況席解説には箭内道彦、増子直純という何とも頼もしい2人が陣取り、公式MCの平井理央、
実況には福島中央テレビアナウンサーの徳光雅英という豪華なラインナップ!凄いちゃんとしている!!(笑)しかもブラスバンドの応援や、チアリーディングの応援などもあり凄く豪華!!
実況や解説によると、今までの芋野球で1番野球らしかったとの事(笑)本来なら監督としてここにいる元ヤクルトスワローズの古田敦也に見せたかった!と解説のお二人がおっしゃておりました。
ちなみに当日古田さんは本業の為海外に行っておりお休みでした。
試合内容は笑いあり、歓声あり、驚きあり、緩さありと、この芋煮会を象徴するような楽しい試合になりました。途中の乱闘から怒髪天の坂さんが裸にされるのと(恒例のようですww)、その周りに
坂さんを隠すようにブリーフ姿の四星球のメンバーw モリスはちゃんと鬼のぱんつを履いている所が芸が細かい!
芋野球の際に、最初と最後に出場した選手がグラウンドを1周してくれるのですが、自分達が居る場所がなんせグランド内のテントなもので、凄く選手と距離が近い!それは嬉しい反面、先程と同じように
なんだか近すぎて恥ずかしい気持ちに(笑)「わわ、もうすぐ来ちゃう、来ちゃう」と言いながらこちらが照れてしまった感じになりました(笑)でもその中でも「頑張ってください!」「お疲れ様でした!」
「有難う御座いました!」と言えた事は良かったかなと。ちなみに芋野球は時間の都合上4回を終わった時点で終了し、アーティスト選抜の勝利となりました!ただ、芋煮会の際に続いてきたこの芋野球なのですが、
今回でとりあえずは終了という残念なお知らせがありました。箭内さんは芋野球に代わる何かを考えてみますとの事だったので、無理のない程度で期待しておこうと思いました。自分としては初参加の芋野球、
最後の試合を見る事が出来たので今年来て良かったな~と。
この後は駐車場に戻り帰る事に。始めての芋煮会でしたが凄く凄く楽しむ事が出来ました。このブログを書いている時はなんとも「イモロス」の気分。あの緩い感じが温かみがあって本当に良かったので。
風とロック芋煮会は来年の開催が発表になりました。まだ場所は未定だそうですが「風とロック芋煮会2020」は開催されるとの事です!場所にもよりますが、出来る限り来年も是非参加したい芋煮会です!!
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