いまだにclickyourstyle.comでやりたいことが、いまいち説明しきれていない気がしていて、とてももどかしい。 タイトルの「どんなお店の情報が必要か?」 これがすでに自分の中で間違っていて、自分の中で矛盾を感じてしまって困っている。
現時点で、clickyourstyle.comの2大フィーチャーは、「車椅子で楽しめるお店を検索」と「車椅子で楽しめるお店を登録」になってます。まあ、原点はこれだし、これはこれでもいいんですけど、これだと車椅子で楽しめるお店しか登録しちゃいけないサイトになりかねない。
そうなっちゃうと「車椅子で楽しめるお店ってなに?」ってことが大きな問題になってくるような心配が出てくる。そんなことは誰にも決められない。決められるのは利用する本人だけ。
結論を最初に言いますと、clickyourstyle.comに登録するデータは、あえて車椅子で使いやすいお店でなくてもいいです。もちろん入れるお店がまったく無いと困るんですが、入れないお店を登録しちゃってもかまいません。まったく入れないなら「入れないということ」自体がユーザのためになる。そういうサイトを目指してます。
自分のなかで、このサイトを作っているときにどうしてもはずせないポリシーがあって、それは「誰であっても選択する権利がある」ということ。グルメでもショッピングでもホテルでも、いろんな条件で検索できるシステムは結構いっぱいある。
甘党の人は、グルメ検索サイトでスウィーツのお店に絞り込んで探すことができるし、辛いものが苦手な人は、あえて、激辛カレーや激辛中華料理を選ばないことが出来る。
それと同じぐらい、段差が嫌いな人は、段差のないお店を選ぶことが出来てもいい。階段が嫌いな人は階段を使わなくてもいいお店を選ぶことが出来てもいい。でも、そういう情報はあまりにも少なかった。それはあまりフェアじゃない。もちろん段差をこよなく愛する人は、段差のある店を探せば良いわけで、データを集める時点で、段差がない店だけを登録してもらいたいということを言っているわけではないってことを、登録していただける人にもご理解をいただけると、管理者として、サイトを作った本人として、うれしい限りです。
「車椅子で楽しめるお店ってなに?」に対しても、
・今日は一人で食事に行くから段差があると困る。 ・今日はみんなで行くから友達が段差を超えるときは手伝ってくれる。 ・自分は、杖をついて立ち上がることもできるから大丈夫。 ・今日はランチだけなんで車椅子トイレは必要ない。
とか、いくらでもシチュエーションがあって、こういうのを管理者が勝手に決め付けて、理想的なお店じゃなきゃ登録しちゃいけないっていうことをする気はまったくありません。それはユーザが設定する検索条件で決められるようにしたい。そういうことを出来るようにするためには、お店の情報に段差があるかどうかとか、車椅子トイレがあるかどうかとかの情報をつけて貯めておくことが重要です。
われわれが本当にやりたいことは、「どんなお店の情報か?」ではなくて、「お店のどんな情報か?」なわけです。「車椅子で楽しめるお店ってなに?」という問題は、clickyourstyle.comのユーザに任せたいということです。
要するにどんなお店でも登録してもらってかまいません。 私を含めて管理人4名も、基本的に自分の行ったお店を淡々と記録しているだけです。どんどん登録してもらえるとうれしいです。
どんなお店でも登録しておくことが、ユーザの選択する権利を保証することだと思ってます。
われわれはこれからも、どうやったらその人に合わせた自由度の高い探し方が出来るかを模索していきたいと思います。
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