先日、家族で茨城県日立市にある茨城県立国民宿舎「鵜の岬」に1泊2日で行って来ました。泊まりで行く事なんて何十年ぶりでしたがとても楽しめました。
ここを知ったのは車椅子の友人が家族とこちらの鵜の岬に泊まりに行った際にバリアフリーの部屋もあり、室内も車椅子でとても利用しやすかったという事を聞き、自分も何十年ぶりに1泊で行ってみようかなと思ったのがきっかけでした。
ただなかなか予約が取れないという事でしたので、思い立った時に行動しないと「まあ今回はいいかな。。。」となってしまいそうだったのですぐに調べる事に。予約は3か月前から取れるとの事で11月が母の誕生日月なので8月1日に予約の電話を。予約は電話予約のみなので何度も何度もリダイヤルでかけ直しようやく繋がり、第一候補の日程は既に満室で、第二候補にしていた日程が取れたので一安心。客室は多いのですがバリアフリーの部屋となるとファミリータイプ(4人部屋)が1つ、ツインタイプ(2人部屋)が1つと少ないのでほぼ争奪戦といった感じでした。それでも無事に予約が取れて一安心。電話では車椅子使用者が居る事や車で行く際に駐車場を確保して頂く事、予約後しばらくしてから郵送で予約表が送られてくるので、食事のコースを選んで返送する事などを確認し、後は当日15時のチェックインの時間帯に到着するという事などを確認しました。
当日昼間は茨城観光をしながら15時少し前に到着。写真はチェックイン後夜になって撮っているので暗くてすみません。。。駐車場もきちんと確保されていて入口までも近い場所だったので助かりました。
HPなどで確認をしていたのですが思った以上に大きな建物でした。もちろん入口等に段差などなく車椅子のままで全く問題ありません。15時より少し早く到着したのですがその事を伝えると部屋の準備はすでに済んでいるとの事でこちらも問題なくチェックイン出来ました。館内にはエレベーターがありますので上階でも問題なしです。
話が前後しましたが、こちらが駐車場。身障者用駐車スペースが4~5台分程度ありました。事前に確保して頂けているのは本当に助かりました。
こちらがロビーになります。入口やロビー、受付は2階になっているので駐車場から直接入口を入ると既に2階にいるといった感じです。写真左奥には喫茶店もありました。
今回自分たちが予約したバリアフリー部屋はファミリータイプで3階にありました。受付のある2階からエレベーターで3階に。エレベーターから1番近い場所にあり入口の扉は横にスライド式の扉でした。中から鍵が掛けられるようになっており、家族の誰かが部屋から出て戻ってきた時に使用する呼び鈴もついていました。今回自分は部屋風呂を使用したのですが、家族は8階にある大浴場の展望風呂を使用して、部屋に戻ってくる際にはこの呼び鈴を利用しました。
こちらが部屋の中。写真の右側に入口の扉があり左右に部屋が分かれていてベットが2つずつ配置されています。中央の場所にはテーブルと椅子が2つ、左右のベットがある部屋にもテーブルと椅子が置いてあります。
こちらが反対側のベット。左右のベット部屋にはTVや書斎机もあります。かなり広いスペースが確保されているので車椅子で動いても全く問題ありませんでした。
入口を入って右側のベット部屋についている方がバリアフリートイレ、お風呂となっていました。こちらがトイレ、手前は洗面台になっています。
トイレの左側がバリアフリーのお風呂になっていて、手すりやシャワーチェアーなどが置いてあります。奥の手すりに掛かっているバスマットも備え付けです。自分は写真のスノコの部分に乗り移って身体を洗おうと思っていたので乗り移った際にお尻が傷つかないように自分でゲルマットを持っていき、それに座ってシャワーを浴びました。湯舟には浸かりませんでした。反対側のベット部屋にもお風呂とトイレが完備されています。こちらのお風呂とトイレはバリアフリーにはなっていません。トイレもお風呂もかなり広いスペースが確保されているので凄く利用しやすかったです。
予約の電話の時点で予約したファミリータイプのバリアフリー部屋の窓からは海は見えないのでご了承くださいとの連絡があったのでそう思っていたのですが、遠くに若干ですが海が見えました。車椅子の目線の高さだとベランダの壁の高さでよく見えませんでしたが、一緒に行った家族はベランダ壁の右側を少し覗くとしっかりと海が見えたと言っていました。窓を開けると波の音がかなり聞こえるくらいに海が近いです。
こちらが受付のある2階から移動して別の建物にある食事をする場所になります。かなり広いので隣り合わせでもそれほど窮屈感もなくとても居心地が良かったです。こちらの別館には渡り廊下みたいな通路を通ってくるのですが、こちらも車椅子で全く問題ありませんでした。食事は基本的にテーブルと椅子席になっています。
こちらが夕食。予約時の電話から別に封書で案内が事前に届き、その中に夕食のコースをどれにするかを決めて返信するのですが、特選、Aコース、Bコース、Cコースと特選から徐々に安価になっているコースが並んでいて、今回自分たちが頼んだコースはAコース。沢山の料理で全部食べ切ったのですがお腹いっぱいになりました。こちらの写真には写っていませんが、途中に揚げたてのめひかりの唐揚げなども出てきて、最後にデザートもあります。料理はどれも美味しくてさすがに海が近いだけありお刺身などはかなり美味しかったです。後写っていませんがカニ汁もあります。
夕食が終わった後には2階にある売店を物色。色々とおみやげ物も販売していてついつい見ると買ってしまうという衝動にかられます(笑)部屋飲みする方用にアルコール類なども販売もされていました。旅館内にはアルコールやジュース類の販売機もあるのでこちらの売店が閉まった後でも購入可能なので便利です。
この後部屋に戻って家族は大浴場に行ったり、自分や部屋付きのお風呂に入ってその後ゆっくりとTVなどを見たりして過ごしましたが、やっぱり日帰りではなく一泊出来るというのは本当に身体も気分も楽ですね。
寝る際は一応上向きとか横向きだと褥瘡なども怖いので、今回はうつ伏せになってひざ下には枕を挟んで寝ました。翌朝、膝など赤くなっているところもなく無事にしっかりと寝る事が出来ました。このあたりはやはり自分で気を付けないとという事があるので、しっかりと対策をして寝たので問題なくて良かったです。
翌朝、朝ごはんの時間が8時30分からだったので、その前に外の敷地内を散歩に。朝ごはんはチェックイン時にいくつかの時間帯を選べるのですが、自分たちは今回は1番遅い時間帯の8時30分にしました。この日も天気が良くてエレベーターで1階に下りてそこからこの中庭に出てきました。
1階の建物から出る所にもちゃんとスロープが設置されていたので車椅子でも問題なく中庭に出る事が出来ました。ちなみに写真の右奥に映っている白い建物はカラオケ部屋になっていて、予約すると利用出来るみたいです。
こちらが中庭から見れる海。丁度太陽も上がって最高の景色に!これ以上先は危険なのでロープが張ってあり行けないようになっています。海が荒れるとこの辺りにまで波が来るそうです。
そして旅館の正面の方に回り込むとそこは広い砂浜、海岸になっていました。夏場は海水浴場的な感じになるそうで、確かにこれだけ広い砂浜があれば海水浴にももってこいの海岸ですもんね!
ぶらぶらと散歩ををして朝食の時間帯になってので、夕食と同じ場所に行き朝ごはん。朝食はバイキング形式になっていて色々なおかずやご飯、パンなども結構種類も豊富でついつい食べ過ぎてしまうくらいでした。高さ的にも車椅子のままでも問題なく料理が取れました。スープや野菜ジュース、コーヒーなど飲み物も充実していました。昼食の時間は自分たちは8時30分~9時15分の回でした。
チェックアウトは10時でしたが朝食後に事前に支払い出来るとの事だったので、先に清算をしてから部屋に戻り、少しゆっくりしてからチェックアウト。
帰りはすぐ近くの「十王物産センター鵜喜鵜喜」に寄って地元野菜を購入したり、「道の駅ひたちおおた」に寄ってお土産を買ったり、北海道には沢山あるコンビニ「セイコーマート」を発見して買い物したり、サービスエリアで食事や買い物をしたりとかなり色々な所に立ち寄って飲み食い買い物を満喫して帰りました。
自分は何十年ぶりの一泊の旅行だったので多少不安があったのですが、身体的にも何の問題もなく、車椅子で動くのにも全く問題なく、食事も美味しく、凄くゆっくりとリフレッシュもでき、家族を連れていく事も出来て、ほんと大満足の一泊旅行でした。またここに泊まりに行きたいと思いました!
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